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EX 2|実例:某大手おむつメーカーの場合
カーボンオフセット付おむつの販売
2008年6~7月にかけて、某大手おむつメーカーはカーボンオフセット付のおむつの販売の企画キャンぺーンを実施しました。
おむつ1パックを焼却処分する際に発生するCO2を3kgと設定し、それに相当の排出権を付与しました。
オフセット付商品も従来の製品よりおむつの吸収体を半分に薄くすることで、35%の排出量削減を達成しました。
排出権は、カーボンオフセットプロバイダーである法人日本カーボンオフセット(COJ)が提供し、排出権の購入費は消費者ではなく会社側が負担しました。
このキャンペーンを実施したメーカーは、排出権付おむつ約100万パックを販売し、3396トンをオフセットすることに貢献しました。
よって、オフセットに利用された排出権は国に無償譲渡されました。